現役トレーダー・フッキーの「金融リテラシー養成大学」

現役のトレーダーとしての実感・経験・視点から、「金融リテラシーの向上」に役に立ちそうな情報・知識をアウトプットしています。

投資・投機をする上でオススメの本

どうもこんにちは。現役のトレーダーで、どちらかと言うと投機家のフッキーです。
当ブログでは、現役のトレーダーとしての実感・経験・知識から、「金融リテラシーの向上」に役に立ちそうな情報・知識をアウトプットしています。
 
今回は「投資・投機をする上でオススメの本」について述べていきたいと思います。
※耳で聞きたい方のためのラジオ版(同内容のYouTube)はこちら↓
 
 
☆まぐれ(ナシーム・ニコラス・タレブ著、望月衛訳、原題:Fooled by randomness)
デリバティブのトレーダー、エッセイスト、哲学者、大学教授と様々な肩書きを持つ、通称NNT(ナシーム・ニコラス・タレブ)の代表作の一つ。
「まぐれと実力の違い」について持論を展開するとともに、昨今の金融業界に痛切・痛快な批判を浴びせています。
「自信過剰になることの恐ろしさ」に気づかせてくれます。
 
 
ブラック・スワン(上・下)(ナシーム・ニコラス・タレブ著、望月衛訳、原題:Black Swan)
同じくNNTの著作で、最大の代表作。
「不確実性に対してどう向き合うか」について解説した名著であり、僕の投資観・投機観を決定的に変えた一冊です。
「リターン/リスクの比率」について考えさせられます。
 
 
☆ファスト&スロー(上・下)(ダニエル・カーネマン著、村井章子訳、原題:Thinking,Fast and slow)
ノーベル経済学賞を受賞した心理学者」という異色の存在であり、「行動経済学の始祖」として有名なダニエル・カーネマン博士の代表作。
「自分たちが無意識のうちに色んなバイアスに左右されていること」に気付かせてくれる名著です。
これは自分の人生観を変えた一冊です。
 
 
☆プリンシプルズ(レイ・ダリオ著、斎藤聖美訳、原題:Principles)
世界最大のヘッジファンド「ブリッジウォーター・アソシエイツ」の創業者であり、「新・ヘッジファンドの帝王」の異名を取るレイ・ダリオの代表作。
主に語られている内容は「仕事の秘訣・人生の秘訣・経営の秘訣」であり、投資のことはちょろっとしか出てこないことから、どちらかと言うと「経営者向けのビジネス書」といった感じです。
ですが、その内容は「確固たる作戦を持って論理的に投資・投機を実行していくこと」の重要性を気付かせてくれます。
 
 
☆投資で一番大切な20の教え(ハワード・マークス著、貫井佳子訳、原題:The most important thing)
ディストレス債投資(不良債権への投資)を得意とするヘッジファンド「オークツリー・キャピタル」の創業者。
最近は「良い不良債権がない」という哲学的な悩みを抱えているらしいです。
そして本書の内容は長年かけて積み上げてきた投資哲学について語っており、特に「いかに負けない投資をするか」にフォーカスして語っています。
「最悪の場合を考えて投資・投機をすること」の重要性を気付かせてくれます。
 
 
ウォーレン・バフェット成功の名語録(桑原晃弥著)
ウォーレン・バフェットの著作、ではないがバフェットの過去の発言をまとめた本。
主に投資哲学について書いてありますが、「バフェットはこういう時にこう考えるのか」というその人生哲学も一読の価値ありです。